「PS5 回線速度 上げる」で検索してきた人へ、先に結論です。対戦でラグい・回線落ちするとき、下り速度(Mbps)を上げても大抵は改善しません。効くのはping(応答速度) の低さと安定です。この記事では、実際に効果が大きい順に手を打てるよう、有線化・IPoE ・宅内の切り分けから、NATタイプやDNS変更が「本当に効く範囲」まで正直に整理します。

PS5の「インターネット接続を診断する」画面で下りが速く出ているのにラグい、という人は少なくありません。それは速度とpingが別の指標だからです。回線を変える前に、まず①有線LAN化 、②IPv6(IPoE) 対応か、③宅内の切り分け、の順で無料の対策を済ませ、それでも直らない人だけ最後に回線そのものを見直す——この順番が遠回りに見えて一番早いです。

この記事の前提
PS5本体の仕様(有線LANポート・接続診断の項目・NATタイプの定義)はPlayStation公式の情報をもとに整理していますが、画面表示や仕様はアップデートで変わることがあるため、最新は本体設定・PlayStation公式サポートでご確認ください。回線データは各社公表値・実測系データを参照した編集部まとめ(2026年7月)です。広告報酬の有無は評価に影響しません

結論:「回線速度を上げる」は半分誤解

PS5の「インターネット接続を診断する」で表示される下り・上りの数字(Mbps)は、あくまで回線の太さです。オンライン対戦でラグい・撃ち負けると感じる原因の多くは、この太さではなくping(応答速度) の高さや不安定さにあります。下りが100Mbps出ていてもpingが高ければ快適にはなりませんし、逆に下りが数十Mbpsでもpingが低く安定していれば対戦は十分成立します。

だから「回線速度を上げる」という検索意図そのものを、少しだけ正直に置き換える必要があります。目指すべきはMbpsを上げることではなく、pingを安定させることです。この記事では、効果が大きい順に①有線LAN化②IPoE③宅内の切り分け④それでも直らない場合の回線見直し、の順で対策を並べています。上から順に試せば、無料でできる範囲はほぼ網羅できます。

上から順にやる手順(迷ったらここだけ読めばOK)

ここまでの結論を、実際に手を動かす順番で並べ直すと次のようになります。それぞれの理由・注意点は後述の各節で詳しく解説します。

  1. 有線LAN接続に変える:PS5背面のLANポートにケーブル(CAT6A以上が目安)を挿すだけ。Wi-Fiの瞬断・電波干渉を物理的になくせる、最も効果が大きい対策です。
  2. 「インターネット接続を診断する」で速度とNATタイプを確認する:「設定」→「ネットワーク」→「接続状況」から実行。ここで分かるのは回線の太さとNATタイプで、対戦の体感を決めるping自体は表示されません。
  3. 契約回線がIPv6(IPoE)に対応しているか確認する:v6プラス等のIPoE接続に対応していなければ、契約プロバイダに確認・切替を検討します。
  4. 宅内を切り分ける:ルーターの設置場所・世代、LANケーブルの劣化、家族の同時利用、時間帯の混雑を確認します。他の端末(スマホ・PC)でも同じ時間帯に測ると「PS5だけ遅いか、家全体が遅いか」が分かります。
  5. NATタイプがタイプ3ならUPnPを有効化する:マッチングのしやすさ・ボイスチャットの安定には効きますが、pingそのものは下がらない点に注意します。
  6. DNS変更は最後の任意対策として試す:名前解決(ダウンロード開始までの待ち時間など)が速くなることはありますが、対戦中のpingへの効果は基本的にありません。
  7. ここまでやって直らなければ、回線そのものを見直す:フレッツ網を使うコラボ光 の夜間混雑が原因の可能性が高く、独自回線 への乗り換えが根本対策です。

PS5の「インターネット接続を診断する」の読み方

PS5は「設定」→「ネットワーク」→「接続状況」から接続診断を実行でき、下り・上りの速度(Mbps)とNATタイプが表示されます。ここで注意したいのは、この画面の速度は測定するタイミング・サーバーの混雑状況で数値がブレるということです。一度の測定で「遅い」「速い」と判断せず、時間帯を変えて何度か測るのが正確な見方です。

またこの画面はあくまで回線の太さとNATタイプを見るためのもので、対戦中の体感を決めるping(応答速度)そのものは表示されません。「診断結果の速度は十分なのにラグい」なら、原因は速度不足ではなく後述するpingや宅内側の問題である可能性が高いです。

では実際にpingを確認したい場合はどうすればいいのでしょうか。PS5本体の標準機能だけでは、pingを具体的な数値として見る方法はありません。確認するなら主に2通りで、①対戦ゲーム側にping・レイテンシの表示機能がある場合はそれを使う(対応タイトルに限ります)、②同じ回線につないだPCやスマホから固定の相手にpingを測る、のいずれかです。ここで大事なのは1回の数値だけで判断しないことで、時間帯を変えて複数回測り、平均と揺れ(ジッター)で見るのが実態に近い確認方法です。編集部が自宅回線で5分おきに定点計測している実測ラボもあわせてご覧ください。「具体的に何Mbps・何ms(ping)あれば十分か」という目安は、ゲーム別に出典つきで整理したオンラインゲームに必要な回線速度・pingの目安にまとめています。本記事は目安の数値でなく、pingを安定させる手順に絞って解説します。

効果が大きい順にやること

回線を変える前に、無料でできる対策から順番に試すのが合理的です。効果が大きい順に並べると次のようになります。

①有線LAN化(最優先)

PS5は本体にLANポートを内蔵しており、Switchと違って別売アダプタが不要です。Wi-Fiの瞬断・電波干渉を物理的になくせるため、対策の中で最も効果が大きいです。ケーブルはCAT6A以上が目安。

②IPv6(IPoE)に対応しているか

契約回線がv6プラス等のIPoE接続に対応しているか確認します。網終端装置の混雑を迂回でき、夜間の悪化を避けやすくなります。未対応なら契約プロバイダに確認・切替を検討します。

③宅内の切り分け

ルーターの設置場所・世代、LANケーブルの劣化、同居する家族の同時利用、時間帯による混雑を確認します。PS5だけ遅いのか、家全体が遅いのかで原因の場所が変わります。

④それでも直らないなら回線見直し

①〜③をやり切ってもラグる・落ちるなら、回線そのもの(フレッツ網のコラボ光 など)が原因の可能性が高く、独自回線 への乗り換えが根本対策になります。

「PS5だけ遅いのか、家全体が遅いのか」の切り分けは、他の端末(スマホ・PC)でも同じ時間帯に速度を測ってみると分かります。PS5だけ遅いなら③の宅内側(PS5とルーターの距離・ケーブル)を、家全体が遅いなら回線そのものを疑います。もっと一般的な「ネットが遅い」原因の切り分け方はこちらの記事で詳しく整理しています。

NATタイプは正直どこまで効くのか

PS5の接続診断ではNATタイプ(タイプ1〜3)も表示されます。NATタイプは大まかに、タイプ1=ルーターを介さず直接インターネットに接続タイプ2=ルーター経由だが必要なポートが開いているタイプ3=ポートが閉じており他プレイヤーとの接続が制限される、という区分です。タイプ3のままだとマッチングが不利になったりボイスチャットが繋がりにくくなったりすることがあり、多くの場合はルーターのUPnP機能を有効にするだけでタイプ2まで改善します。

ここで正直に言っておきたいのは、NATタイプを改善してもping(応答速度)そのものは下がらないということです。NATタイプはあくまで「他プレイヤーとの接続のしやすさ」の指標で、対戦の反応速度を決めるpingとは別の話です。「NATタイプをタイプ1にすれば回線が速くなる」という言説は誤解で、効くのはマッチングのしやすさ・ボイスチャットの安定性であって、体感のラグそのものには直結しません。なお二重ルーター(IPoE対応ルーターの後ろにもう1台ルーターを足す構成)はNATタイプが悪化しやすい典型的な原因なので、心当たりがあれば1台構成に見直すのが有効です。見分け方・解消手順は二重ルーターの確認方法と解消手順の記事にまとめています。

DNS変更は回線速度を上げるのか

PS5はDNSを手動設定できるため、「DNSを変えると回線が速くなる」という情報を見た人もいるはずです。ここも正直に整理します。DNSはウェブサイトやオンラインストアの名前解決(ドメイン名をIPアドレスに変換する処理)を担う仕組みで、DNSを変えることでダウンロード開始までの待ち時間などが短くなることはありえます。ただし、対戦中のping(サーバーとの往復時間)そのものはDNSの設定とは無関係で、基本的に変わりません

つまりDNS変更は「回線速度を上げる」というより「一部の通信の立ち上がりを速くする」対策に近く、対戦のラグ対策としての優先度は①有線化②IPoE③宅内の切り分けより低いと考えるのが妥当です。試すこと自体は無料でリスクも小さいですが、過度な期待は禁物です。

それでも直らないなら回線を見直す

有線化・IPoE・宅内の切り分けをやり切ってもラグる・回線落ちが続く場合は、回線そのもの(特にフレッツ網を使うコラボ光の夜間混雑)が原因の可能性が高くなります。その場合の選択肢は、NTTのフレッツ網を使わない独自回線 です。専用設備のため夜間も混みにくく、pingが低く安定しやすいのが特徴です。

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回線 回線種別 平均ping
反応の速さ・小さいほど良い
対応エリア ゲーム適性 公式
NURO光 独自回線 約11ms 24都道府県(拡大中) ◎ 競技勢人気No.1 確認 →
auひかり 独自回線 約15〜17ms 全国(関西・中部・沖縄など一部除く) ◎ NURO不可エリアの本命 確認 →
eo光 独自回線 約15〜17ms 関西 ◎ 関西エリアの王者 確認 →
コミュファ光 独自回線 約17ms 中部(静岡・愛知・三重・岐阜・長野) ◎ 中部エリアの王者 確認 →
GMOとくとくBB光(GMO光アクセス) コラボ光 約20ms前後 全国 ○ 独自回線が無理な場合の全国保険 確認 →

※ 数値は各社公表値・実測系サイトを参照した編集部まとめ(2026年6月)。料金・実測値は住居環境や時間帯により変動します。

データ出典(確認日: 2026-06-28)
No.001/ 独自回線 総合1位
NURO光
11ms
AVG PING
ソニーネットワークコミュニケーションズ / 競技勢人気No.1
PING5.0
安定性5.0
エリア3.5
ゲーム適性5.0
ping・速度ともに最上位クラス
独自回線で夜間も混みにくい
提供エリアが24都道府県に限定
マンションは設備がないと不可
開通が遅め(1〜2ヶ月〜)
NURO光の公式サイトで確認する →
PR / 提供エリア・最新の特典は公式サイトでご確認ください
No.002/ 独自回線2位
auひかり
16ms
AVG PING
NURO不可エリアの全国本命
PING3.5
安定性5.0
エリア4.5
ゲーム適性5.0

独自回線で低遅延・全国対応。NUROが使えない多くのエリアをカバーし、開通も比較的早い。

auひかりを公式サイトで確認 →
No.004/ 独自回線3位
eo光
16ms
AVG PING
関西の本命
PING3.5
安定性5.0
エリア2.5
ゲーム適性5.0

関西電力系の独自回線。関西では速度・コスパともに優秀でpingも快適圏。

eo光を公式サイトで確認 →

中部エリアはコミュファ光が王者です。独自回線がどうしても引けない建物では、v6プラス(IPoE) 対応のコラボ光(GMOとくとくBB)が全国の保険になります。乗り換えの具体的な手順・違約金の考え方はこちらの記事で整理しています。

なお「10ギガプランにすればPS5のラグが減るのでは」と考える人もいますが、対戦ゲームで効くのは帯域よりpingで、1ギガプランでも十分に下がります。10ギガの必要性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

よくある質問

Q. PS5の回線速度を上げる一番簡単な方法は?

Wi-Fiから有線LANに接続を変えることです。PS5は本体にLANポートを内蔵しており、Switchと違って別売アダプタは不要です。Wi-Fiの瞬断や電波干渉を物理的になくせるため、対策の中で最も効果が大きく、無料でできます。

Q. PS5の接続診断で速度は速いのにゲームがラグいのはなぜ?

接続診断の数字(Mbps)は回線の太さで、対戦の体感を決めるping(応答速度)とは別の指標だからです。下り速度が十分でもpingが高ければラグは減りません。まず有線接続に変え、それでも改善しない場合は宅内の混雑やルーターの世代、回線そのものを疑います。

Q. PS5のNATタイプを1にすれば回線は速くなる?

NATタイプの改善は他プレイヤーとの接続のしやすさ・マッチングやボイスチャットの安定性に関わるもので、対戦の反応速度そのものを決めるpingは下がりません。タイプ3で困っている場合はルーターのUPnPを有効化するとタイプ2まで改善することが多いです。

Q. PS5でDNSを変更すると回線速度は上がる?

名前解決(ダウンロード開始までの待ち時間など)が短くなることはありますが、対戦中のping(サーバーとの往復時間)は基本的に変わりません。回線速度を上げる対策としての優先度は、有線化やIPoE対応の確認より低いと考えるのが妥当です。

Q. PS5だけ遅い場合と家全体が遅い場合、原因の見分け方は?

同じ時間帯にスマホやPCでも速度を測ってみるのが簡単です。PS5だけ遅いなら、PS5とルーターの距離やLANケーブルなど宅内側の問題を疑います。家全体が遅いなら、回線そのもの(時間帯の混雑・回線種別)を疑います。

Q. 有線化やIPoEを試しても直らない場合はどうすればいい?

回線そのものが原因の可能性が高く、フレッツ網を使うコラボ光なら、夜間も混みにくい独自回線(NURO光・auひかりなど)への乗り換えが根本対策になります。まずお住まいの住所で独自回線が引けるか、各公式のエリア検索で確認するのがおすすめです。

Q. PS5でping(応答速度)を確認する方法はある?

PS5本体の接続診断にはpingの数値表示はありません。確認するなら、対応タイトルのゲーム内ネットワーク表示を使うか、同じ回線につないだPCやスマホから固定の相手にpingを測る方法があります。1回の数値ではなく、時間帯を変えて複数回測った平均と揺れ(ジッター)で見るのが実態に近い確認方法です。

まとめ

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載各社は編集部の基準(回線種別・エリア・ping傾向・ゲーム適性)で評価しており、提携の有無で順位を操作していません。PS5本体の仕様・画面表示は将来変わる可能性があるため、最新はPlayStation公式サポートでご確認ください。料金・特典・提供状況の最新は各公式でご確認ください。