「オンラインゲーム 回線速度 目安」で検索してきた人へ、先に正直な結論です。PS5・Nintendo Switch・VALORANT・Apex Legendsなど主要なゲーム・ハードの多くは、実は通常のオンライン対戦に必要な回線速度やping(応答速度) の具体的な数値を公式には公表していません。この記事では、公式が数値を出しているものだけを出典つきで示し、出していないものは推測せず正直に「公表されていない」と書きます。そのうえで、回線図鑑が使っている一般的な目安、自分の回線を実際にどう測るか、足りないと感じたときに疑う順番まで一気に整理します。
lines.ts)です。広告報酬の有無は評価に影響しません。結論:多くのゲームは「速度・pingの具体的な数値」を公表していない
検索すると「PS5は下り20〜30Mbps」「pingは15ms以下」といった数字がたくさん出てきますが、その多くは比較サイトや攻略サイトが独自に定めた目安で、ゲームメーカー・ハードメーカーが公式に発表した基準ではありません。編集部で各社の公式サポート・公式サイトを確認したところ、PS5・Switch・VALORANT・Apex Legends・主要な格闘ゲームのいずれも、通常のオンライン対戦に必要な回線速度やpingの具体的な数値は公表していません(詳細は次の章)。唯一、数値を明確に公表しているのはPS5の「リモートプレイ」「クラウドストリーミング」機能ですが、これは通常のオンライン対戦とは別の話です(後述)。
だからといって目安が無いわけではありません。回線図鑑では、競技系の一般的な指標(後述)をもとにした編集部の目安を、公式値と混同しないよう明確に区別して示します。
そもそも大事なのは「速度」より「ping」
オンライン対戦の体感を決めるのは、下り速度(Mbps)よりping の低さと安定性です。pingは自分の操作がサーバーに届いて返ってくるまでの往復時間で、これが低く安定しているほど、被弾判定やコンボ・マッチングのズレが減ります。下り1Gbpsの回線でもpingが高ければ快適にはならず、逆に下り数十Mbpsでもpingが低く安定していれば大半のオンライン対戦は成立します。
回線図鑑が各記事で使っている一般的な目安は次のとおりです(特定ゲームの公式値ではなく、競技系の一般的な指標をもとにした編集部の目安です)。
| ping(応答速度) | 体感の目安 |
|---|---|
| 15ms以下 | 理想的 |
| 16〜29ms | 実用(多くの対戦ゲームで問題なし) |
| 30ms以上 | 不利を感じやすい |
下り速度の目安は、超低pingを要求するFPS・格闘ゲームでも十数Mbpsあれば足り、Switchのようにパケットの取りこぼしにくさ重視のタイトルでも30Mbps前後あれば十分というのが編集部の目安です。速度を上げるより、pingを下げる・安定させる方が効果的です。
独自回線(NURO・auひかり・eo光・コミュファ光)はいずれも平均ping約11〜17ms(NUROが約11ms)で理想〜実用ラインに収まります。フレッツ網を共有するコラボ光 はIPoE対応でも約20ms前後、ホームルーター・WiMAXは約30〜50msと高めで電波状況による変動も大きくなります。
【ゲーム別】公式は回線速度・pingの数値を公表しているか
編集部で確認した範囲を、ゲーム・ハードごとに正直にまとめます。「公表なし」と書いたものは、公式サポート・公式サイトを確認したうえでの2026年8月時点の結果です(将来変わる可能性はあります)。
| ゲーム・ハード | 公式の数値公表 | 内容 |
|---|---|---|
| PS5(通常のオンライン対戦) | 公表なし | 本体の接続診断で速度は表示されるが、対戦に必要な基準値の明記は無い |
| PS5 リモートプレイ | 公表あり | 上り・下りとも最低5Mbps |
| PS5 クラウドストリーミング | 公表あり | 解像度別に5〜52Mbps(下表) |
| Nintendo Switch/Switch 2(通常のオンライン対戦) | 公表なし | 任天堂公式サポートに具体的なMbps・ping基準の記載は無い |
| スプラトゥーン3 | 公表なし | 任天堂公式にタイトル固有の速度・ping基準は無い |
| VALORANT(Riot Games) | 公表なし | 「安定した低ping接続」を案内するのみで、具体的な数値基準は無い |
| Apex Legends(EA) | 公表なし | 公式のシステム要件ページに「持続的なインターネット接続が必要」とあるのみ |
| 格闘ゲーム(SF6・鉄拳8・GGSTなど) | 公表なし | 各社サポートに具体的な速度・ping基準の記載は見当たらず |
出典:Apex Legends 公式PCシステム要件(EA)。PS5リモートプレイ・クラウドストリーミングの出典は次の章に記載しています。
PS5の「5Mbps」「15Mbps」は、実は通常のオンライン対戦の数値ではない
比較サイトで見かける「PS5の推奨速度は5Mbps/15Mbps」という数字は、実はPS5公式サポートがリモートプレイ(外出先などから自宅のPS5に接続して遊ぶ機能)向けに公表している数値です。PlayStation公式は、リモートプレイの利用に上り・下りとも最低5Mbps以上を案内しています。この数値は通常のオンライン対戦の基準ではありませんが、多くの比較サイトが出典を明示せずPS5全般の推奨速度であるかのように紹介しているため、混同されやすいのが実情です。
もう一つ、PS5公式が数値を出しているのがクラウドストリーミング(PS5非搭載でもクラウド経由でゲームを遊べる機能)です。公式は画質ごとに必要な速度を公表しており、720p(HD)が13Mbps、1080p(フルHD)が23Mbps、1440pが38Mbps、2160p(4K)が52Mbpsで、セッション確立には最低5Mbpsが必要としています。こちらも通常のダウンロード版・パッケージ版のオンライン対戦とは別の話です。
出典:PlayStation公式サポート(リモートプレイの接続トラブルシューティング)/PlayStation公式(PS5クラウドストリーミング)(いずれも英語版・2026年8月確認)
自分の回線のping・速度を実際に測るには
公式の基準値が無いなら、自分の回線がどのくらいの水準か実際に測るのが一番確実です。手順はシンプルです。
Wi-Fiだと電波の影響で数値が落ちるため、まずLANケーブルで有線接続した状態で測る。回線本来の実力とWi-Fiの問題を切り分けられる。
「みんなのネット回線速度」等の測定サイトで下り・上り・pingを計測。1回だけでなく時間帯を変えて複数回測る。
対応タイトルはゲーム内にping/レイテンシ表示がある場合がある(対応タイトルに限る)。対戦中の実際の値を確認できる。
1回の数値で判断せず、平均値とばらつきを見る。低い時と高い時の差が大きいほど体感は不安定になりやすい。
編集部でも、実際の光回線でどの程度の値が出ているかを実測ラボで自宅回線を5分おきに定点計測しています。2026年7月の30日間は外部への平均ping約17.5〜19.8ms・ジッター約3.3〜5.6msで推移していましたが、2026年8月に入り平均ping約31〜34ms・ジッター約25〜29msまで上昇しており、原因は編集部でも切り分け中です(詳しくは実測ラボ・「夜はネットが遅い」は本当かで開示しています)。この記録はn=1回線の一次データで、常にこの値が出るという意味ではありませんが、「実際の光回線ではこのくらいの数字が出ている」という参考にはなります。
数値が目安に届かないと感じたら、疑う順番
測ってみて「pingが高い」「speedは出ているのにラグい」と感じたら、回線を疑う前に無料でできる対策から順に確認するのが合理的です。
Wi-Fiの瞬断・電波干渉を物理的になくせる、最も効果が大きい対策。PS5・PCは本体にLANポート内蔵。Switchは機種で必要な機器が違う(Switchの有線LAN接続ガイド)。
契約回線がv6プラス等のIPoE 接続に対応しているか確認。網終端装置の混雑を迂回でき、夜間の悪化を避けやすくなる。
ルーターの設置場所・世代、ケーブルの劣化、同時利用の有無を確認。自分の端末だけ遅いのか、家全体が遅いのかで原因の場所が変わる。
より一般的な「ネットが遅い」原因の切り分け方はこちらの記事で、PS5特有の対策(NATタイプ・DNS設定など)はPS5の回線速度を上げる方法で詳しく解説しています。
ping重視で選ぶなら、独自回線が本命
①〜③の無料対策をやり切ってもラグるなら、回線そのものの見直しが根本対策です。独自回線 (NURO・auひかり・eo光・コミュファ光)はNTTのフレッツ網を使わない専用設備のため、夜間も混みにくくpingが低く安定します。
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| 回線 | 回線種別 | 平均ping 反応の速さ・小さいほど良い | 対応エリア | ゲーム適性 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|
| NURO光 | 独自回線 | 約11ms | 24都道府県(拡大中) | ◎ 競技勢人気No.1 | 確認 → |
| auひかり | 独自回線 | 約15〜17ms | 全国(関西・中部・沖縄など一部除く) | ◎ NURO不可エリアの本命 | 確認 → |
| eo光 | 独自回線 | 約15〜17ms | 関西 | ◎ 関西エリアの王者 | 確認 → |
| コミュファ光 | 独自回線 | 約17ms | 中部(静岡・愛知・三重・岐阜・長野) | ◎ 中部エリアの王者 | 確認 → |
| GMOとくとくBB光(GMO光アクセス) | コラボ光 | 約20ms前後 | 全国 | ○ 独自回線が無理な場合の全国保険 | 確認 → |
| GMOとくとくBB ホームWi-Fi | ホームルーター | 約30〜50ms(目安) | 全国(5G/4G LTEエリア) | △ 工事不要だがFPSには不利 | 確認 → |
| BIGLOBE WiMAX +5G | WiMAX | 約30〜50ms(目安) | 全国(5G/4G・WiMAX 2+エリア) | △ 持ち運べるが遅延は高め | 確認 → |
※ 数値は各社公表値・実測系サイトを参照した編集部まとめ(2026年6月)。料金・実測値は住居環境や時間帯により変動します。
データ出典(確認日: 2026-06-28)
- NURO光 公式 — 料金・提供エリア・最大速度
- みんなのネット回線速度(実測) — 実測の平均速度・ping
- auひかり 公式(au) — 料金・提供エリア・最大速度
- みんなのネット回線速度(実測) — 実測の平均速度・ping
- eo光 公式(オプテージ) — 料金・提供エリア・プラン
- みんなのネット回線速度(実測) — 実測の平均速度・ping
- コミュファ光 公式 — 料金・提供エリア・特典
- みんなのネット回線速度(実測) — 実測の平均速度・ping
- みんなのネット回線速度(フレッツ網IPoE・v6プラス実測の目安) — 実測の平均速度・ping(同じフレッツ網IPoE/v6プラス方式の参考値。ドコモ光ではなくGMO光アクセスの数値ではない点に注意)
- みんなのネット回線速度(実測・とくとくBB ホームWi-Fi) — 実測の平均速度・ping
- BIGLOBE WiMAX +5G 公式 — 料金・対応エリア・端末
- みんなのネット回線速度(実測・WiMAX +5G標準端末 X12) — 実測の平均速度・ping
独自回線で低遅延・全国対応。NUROが使えない多くのエリアをカバーし、開通も比較的早い。
auひかりを公式サイトで確認 →関西電力系の独自回線。関西では速度・コスパともに優秀でpingも快適圏。中部ならコミュファ光が同格の本命。
eo光を公式サイトで確認 →独自回線がどうしても引けない地域・建物では、v6プラス(IPoE)対応のコラボ光(GMOとくとくBB)が全国の保険になります。ゲーム別・状況別の詳しい選び方はゲーミング回線おすすめ比較の総合ガイドにまとめています。迷ったら3問で選べる回線診断も使えます。
よくある質問
Q. オンラインゲームに必要な回線速度の目安は?
多くのゲームで下り速度は十数〜30Mbps程度あれば足ります。速度よりping(応答速度)の低さ・安定性の方が体感に効きます。目安はping15ms以下が理想、16〜29msは実用、30ms以上は不利を感じやすいというのが回線図鑑の編集部目安です。ただしこれは各ゲームの公式基準ではなく、公式が具体的な数値を公表しているケースはPS5のリモートプレイ・クラウドストリーミングなど一部に限られます。
Q. PS5の推奨通信速度は5Mbps・15Mbpsで合っていますか?
その数値はPlayStation公式が「リモートプレイ」向けに公表しているもので、通常のオンライン対戦の基準ではありません。公式は上り・下りとも最低5Mbps以上を案内しています。通常のオンライン対戦に必要な具体的な速度・ping基準は、PS5公式サポートに明記がありません。
Q. Nintendo Switchの推奨通信速度は公式に載っていますか?
任天堂公式サポートに、オンラインプレイに必要な具体的なMbps・ping基準の記載は見当たりません。スプラトゥーン3など個別タイトルについても同様です。目安として広く使われる「下り30Mbps前後・ping20ms以下」は、編集部を含む各メディアが独自に定めた目安です。
Q. VALORANTやApex Legendsの推奨回線速度は公式に載っていますか?
Riot Games(VALORANT)は「安定した低ping接続」を案内するのみで、具体的なMbps・ping基準は公表していません。EA(Apex Legends)の公式システム要件ページにも、具体的な速度の数値は無く「持続的なインターネット接続が必要」という記載のみです。
Q. 自分の回線のpingや速度はどう測ればいい?
まず有線LAN接続にしたうえで、速度測定サイトで下り・上り・pingを測ります。1回の数値で判断せず、時間帯を変えて複数回測り、平均とばらつき(ジッター)を見るのが実態に近い確認方法です。対応ゲームならゲーム内のping表示も参考になります。
Q. 測ってみてpingが高かった・速度が目安に届かなかった場合は?
回線を疑う前に、①有線化②IPoE対応の確認③宅内の切り分け、の順で無料の対策を試すのが合理的です。それでも改善しない場合は、回線そのもの(特にフレッツ網のコラボ光の夜間混雑)が原因の可能性が高く、独自回線への乗り換えが根本対策になります。
まとめ
- PS5・Switch・VALORANT・Apex・主要な格闘ゲームは、通常のオンライン対戦に必要な速度・pingの具体的な数値を公式には公表していない
- 公式が数値を出しているのはPS5のリモートプレイ(最低5Mbps)・クラウドストリーミング(解像度別5〜52Mbps)で、通常の対戦とは別の話
- 回線図鑑の編集部目安はping15ms以下が理想、16〜29msが実用、30ms以上は不利を感じやすい
- 自分の回線は有線・複数回測定・平均とジッターで確認するのが確実
- 目安に届かないと感じたら①有線化②IPoE③宅内の切り分け④回線見直しの順に対策
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載各社は編集部の基準(回線種別・エリア・ping傾向・ゲーム適性)で評価しており、提携の有無で順位を操作していません。各ゲーム・ハードの仕様は将来変わる可能性があるため、最新は各公式でご確認ください。料金・特典・提供状況の最新は各公式でご確認ください。